路線バスとランで4連戦した話
2014年11月末。
バスと5.5kmをランで4連戦 勝負したお話し。
ひょんなきっかけ(=ノリ)から、
2014年9月にランを始めて約3ヶ月。
10月には、「東北を単独で120km」走ったり、
走り始めて1ヵ月で東北120km単独走って気づいたこと その1 ~なぜ走ろうかと思ったか?~ - 現実と夢を繋ぐ瞬間に僕は出会うために
11月に初めてハーフマラソンに挑戦してみたり
と、充実したラン生活。
もともと陸上部ではなくアルペンスキーをしていて、
ランはいわばスキーが速くなるための《手段》が、
それがいつの間にか《目的》に。
でも一か月に数百キロ走る中で、絶対にしんどくなるから
飲み会やお買いもの、食事へ行く
《移動手段》を《ラン》へ変換
して日々のトレーニング。
↓↓30km先の隣町へラーメン屋さんへ走って行ったときの図
今回は、新たなイベントとして
「路線バスとランで4連戦」
を企画しました。
○そもそもなんでやろうと思ったか?
11月くらいからの自分の中でもトレンド(注)での20kmランの時の一コマ。
※トレンド=自分がどうなるか予想できない状態を知りたい個人的流行。この時は20kmだっただけ。
ある日、夕方に20kmコースをぜぇはぁ(oノД`o) 走ってて気づいたこと。
「あれ?さっきこのバス見たよな?(。・・。)」
↓↓このバス。
帰宅ラッシュ真っ只中の時間帯。
乗客は多いし、そもそも少し遅れが生じてもおかしくない。
その時ふと思ったこと。
「ちょまて、、もしかしたら、
勝てるかもしれない。」
「人間がバスに勝ったら、これオモシロクナイ???」
実はちょうどこの時期(11月末)は、新たな刺激的ランネタを欲していた時。
9月は大阪環状線/山手線ぐるっと一周ランしたし
10月は120km単独ランしたし
11月は、、、ナニモナイヽ(;´Д`)ノ
もはや普通のランニングだけでは刺激なんて足りず、、、
ただ、バカみたいに走り続けて
「何も挑戦をしていない自分」
に、もはや焦りすら感じてた時。
研究室の同期にこのことを相談してみると、、、、
(ほぼ考えずに真剣に適当にマンガを読みながら)
「いけるんじゃね?(^Q^)/」
で、一緒に色々相手を分析したり、考える中でできたこと
- 学校から駅までいろんな路線出てるしー
‐ 時間帯によってはいろんな乗客がいるしー
- 一回こっきりのレースおもんないからー
「学校から駅(5.5km)までを4連戦してみよう」
という、感じ。
病院に行く人が多いだの、高校生多いだの、天気雨ならこの時間など、
色々考えた末の4連戦。
SNSにもさっさと、うpって、ケツを決めてこの企画が誕生する。
(=言い訳ができなくなる。)
○ルールと声援と
今回のこの企画、色んな時間帯で色んな路線(同じ出発地&目的地)のバスとの勝負。
ルールとして、
・信号は守る。歩行者の邪魔しない。歩道橋可。
・いるまはgoogle先生の言う、最短ルートOK(5.5km)
・バスの乗客が乗った瞬間スタート/最終の乗客が降りたらバスはゴール。
そこまでに、いるまがゴールしたら勝ち。
など。
まぁ、こうやって走っていると毎度恒例の黄色い大声援。
後輩Nは言いました。
「お言葉ですが、いるまさん、アホですか?\(^o^)/」
同期は言いました。
「あほやなー\(^o^)/あほやなー\(^o^)/」
変態なので、そんな言葉はすごい自分を後押ししてくれる意味と捉え
皆様の応援、しっかりと背にして頑張ってきまっす\(^o^)/
○で、やってみました
1769年にフランス陸軍の技術大尉ニコラ=ジョゼフ・キュニョーっていう
多分、偉い人が作った自動車から約250年。
(※自動車 - Wikipedia参照)
それから技術は革新的に進化をし、水素や電気で走行する車も。
時代が進む中、人々はあまり考えてこなかったかもしれない。
「人類はガソリンが燃料の相手に勝てるのか?」
昔、某番組でTOKIOがリレーで新幹線に勝負していましたが、
さほどの人類が真剣に勝負を仕掛けてこなかったでしょう。
なぜなら、たぶん無理だろうっていう勝手な常識があるから。
なぜなら、挑戦する人間すらあんまりいないから。
なぜなら、そもそも小学生の時から「人間の走力ってここらへんだお。」
って、習ってきたから。
※これ見て、トンボの異常な速さにビビった。シマウマと同レベルかよって。。
はい……
ハイ……
ということで。こんな感じに出走をして。
(こいつ、は?意味わからん恰好してるし、バス乗らんの?的な)
結果から申し上げて、2勝2敗ですたヽ( ̄▽ ̄)ノ。
↓↓成績表
普段のレース(とはいえ2つしか出たことない)とは違って
凄まじく頭を使いながら走る。
「ここの信号引っかかるんだったら、、、
次は、、えっと、こっち」
とか
「小学生通学ラッシュでここは歩道が混むから、、、
あ、でも、大の大人がいい年こいて
必死に走ってた応援してくれるかも、じゃあこっち」
って、10歳前後の子供たちにすんごい白い眼で見られたり。
2勝1敗で迎えた最終戦では、ラスボスの直通バスに敢え無くフルボッコにされたり
なかなか濃い4連戦でした。
○バスと4連戦してからの気づき
朝は7時に最高のパフォーマンスを出すために、
5時台からアップを始めて、ダウンが終わるころには8時を回ってる。
大体3時間くらいはこの”イベント”に消えていく。
今、大学院生として絶賛・修論に追われている(←やびゃい)立場で、
一見すると
「バカなことやってて、本末転倒じゃねぇの?」
と、誰しもがクソ思うはず。
でもやってから気づいたこと。
「走るために時間を作る」
確かにすんごい時間が無くなった。
パフォーマンスのために時間は睡眠や食事は削れないし、
で、ここで気づかされたリトルミイのことば。
なるほど、使い方次第なのか(’A`)y-~
っと。
そうなれば早い
「走るために動けばいいじゃないか」
って。
初戦はうまくいかなかったけど、
第2戦/第3戦と徐々に一日の使い方がスムーズに。
シンプルに《物事への時間への執着》が変わる。
考えが変わって、行動が変わる。
最初は勝手に自分で企画しておいたにも関わらず、
「結構、うん、しんどいよね。( -_-)」
と思った節も無かった訳ではないが、
挑戦していく中で、リトルミイにも助けられて気づいたこと。
しっかりと戦い抜いたこと。
4戦をして2勝2敗。引き分け。
「なんで5連戦にしなかった」
と、やり終わってから気づきましたが
まぁ、それは後日にとっておいて、
とりあえず
「人間とバスの走力は、ほぼ同じものだ」
ということを証明できたのではないかなっと。ええ。
その2日後に出場した人生2回目のハーフマラソンでは
300人規模の小さなレースでしたが
無事4位(?)でサブ1.5もクリアして、走力も成長したのかな?と。
そんなこんなで、勝手に対戦させてくださった
株式会社神姫バスに勝手に感謝を申し上げ、
勝手に色々写真使ってごめんなさいって申し上げ、
また、勝手に勝負させてくださいとお願いを申し上げ、
《路線バスとランで4連戦した話》
おしまい。
いるま